腰が痛い。もしかしたらそれ腹筋が原因じゃなくて背中が原因かもしれないって話
重いものを持ち上げると腰が痛くなる、
かがむと腰が痛くなる、
ずっと座っている、立ちっぱなしだと腰が痛む、
腰痛持ちの方はこんな感じの悩みが多いと思います。
腰痛の原因はほんとーーに色々あると思います。
上半身の筋肉が硬い、
股関節周囲が硬い、
お腹の筋力がない、
などです。
特に一般の方に認知されてるのが、
お腹の筋力がない
ということだと思います!
テレビや雑誌などで腰痛を調べるとほぼ100%の確率で、腰痛=お腹の筋力がない、と紹介されます。
腰痛で悩む方は(特に慢性的な)インターネットやテレビ、雑誌などでいろんな情報を調べています。
私が腰痛の方を見ていて皆さん口を揃えて言うのが、
「腰痛だから腹筋がないんだよね」
「腰痛だと腹筋鍛えなきゃいけないからローラー使って鍛えてるのに全然よくならない」
「1日100回腹筋してるのに効果がない」
やっていることは間違いではないけど、ほかにまだまだやることがあります。
世間にはこれだけ腰痛は腹筋が原因についての認識が多いのに、背筋についてはあまり触れられていません。むしろ、腰痛の方を沢山見てると背筋の筋力がないことを感じます。
背筋の中でも、腰の1番奥に存在する、
多裂筋
という筋肉は非常に重要です。
この多裂筋は背骨の上から下まですごく長ーーい筋肉です。
多裂筋は真っ直ぐの姿勢を維持したり、腰を反る時に働きます。
だからこの筋肉が弱くなると姿勢が崩れたり、腰が反れなくて丸くなります。その状態が続いて痛みに繋がるということもあります。
そこで今回はこの筋肉の特徴を知って腰の痛みを改善するようなトレーニングをご紹介していきます。
背中の中でも筋肉は沢山あります。その中でも多裂筋は背中の一番奥についている筋肉です。先ほども書きましたが、姿勢を維持したり、腰を反る時に働きやすいのでこの筋肉が弱くなることは痛みに繋がります。
さらにもう一つの機能として背骨を安定させる役割があります。
例えば、下記のような姿勢で座っているとき。
この時はほとんどお腹の筋力を必要としません。必要なのは背中の筋肉です。そして背中の中でも多裂筋が頑張っています。つまり、この姿勢が保持できなくなり腰が丸くなってくることは多裂筋が使えなくなっているということです。
腰が痛い人座っているときだいたいこんな格好していませんか?
丸くなった状態だと腰の筋肉は働かなくなり使えません。
ここを使える状態に持っていきます。
さらに腰痛のある方は多裂筋が萎縮といって弱くなっていることが多いです。この筋肉が弱くなると背中の脊柱起立筋というアウターマッスルが働くようになります。
そうすると背骨は余計不安定な状態になり、さらに姿勢が崩れます。
こんな感じの姿勢になります。
よく年配の方で多い姿勢です。
こうなると腰だけでなく、お腹の筋力やお尻やももうらの筋肉も使えなくなります。腰だけでなく膝を痛める可能性もあるのですぐにトレーニングで鍛えましょう!
トレーニング方法としては下記に動画を付けました。
痛みのない無理のない範囲で挑戦してみてください。