【コラム】朝起きたら踵が痛く、足底腱膜炎と言われてインソールを検討中の人へ
Contents
足部の痛みでよく聞くお悩みが、踵や足の裏の痛みです。
病院では、足底腱膜炎と診断されることが多いです。
足底腱膜とは、踵の内側から足裏全体に広がる腱組織で、足のアーチを支えています。
歩きや走りにおいて、足底腱膜が伸ばされることによって繰り返される体重の負荷から、
足のアーチを保つ役割があります。
また、踵の周りは、踵骨下脂肪体といって脂肪がたくさん集まっています。
この脂肪体には、衝撃を緩衝する役割があります。
踵の痛みは、何かの影響で足底腱膜が伸ばされて過ぎて、
腱や筋肉が傷ついてしまい炎症が起こるか、
若い人で慢性的な足底腱膜炎の人は、踵骨下脂肪体の厚さが減り、
柔軟性も低下することが知られているので、
脂肪で衝撃をやわらげることができないことが原因で起きています。
症状は人それぞれですが、朝方の1歩目が痛く、動いているうちに痛みが無くなってくる方もいれば、
走ることや長距離を歩くと痛みが強くなるという方もいらっしゃいます。
立つ・歩くが痛いので日常生活に支障をきたし、
スポーツをやられている方なら、その競技を休まなくてはいけない状況になって辛い思いをされています。
そんな踵の痛みにつながる原因は、大きく2つあります。
①は、姿勢・歩き方に原因がある場合
②は、靴やインソールが合っていない場合
①の姿勢・歩き方の場合ですが、
膝痛や腰痛のコラムでも紹介した悪い姿勢(お腹が前に出た姿勢:スウェイバック姿勢)が
関係しています。つまり、悪い姿勢のため踵に大きな負荷がかかり、痛みを引き起こしやすくなります。
そして、足首の硬さも姿勢や歩き方に影響します。
ふくらはぎが硬い人、足首の関節が硬い人は、踵に体重がかかりやすく、
足首の硬さを補うように、つま先を外側に向けた歩き方をするようになります。
そうすると、内側の足底腱膜が伸ばされ過ぎて、痛みにつながるのです。
また、人がまっすぐ立っている時、
踵の骨は床に対してほぼ垂直になりますが、踵に痛みがある人は、
踵の骨が内側または、外側に倒れていることが多いです。
これは、骨盤や股関節の姿勢、足関節の動きが影響しています。
踵の骨が内側または、外側のとどちらかに倒れることによって、
踵骨下脂肪体が一方に寄せられて厚みが減り、
痛みが出てくる原因につながるのです。
②の靴やインソールが合っていない場合ですが、
先程ご説明した通り、人がまっすぐ立った時には、踵は床に対してほぼ垂直になります。
しかし、踵の痛みがある方の多くは、踵が内側や外側に倒れています。
本来、自分の足に合った靴を選んでいれば、靴が踵をまっすぐ保つのをサポートしてくれますが、
サイズの大きな靴を履いていれば、靴の中で足がズレてしまって、
踵のサポート機能は全く機能しません。
自分の足に合った靴を履くだけでも、踵が安定し痛みが減ることがあるんです。
また、靴の踵を踏んで履いている方も、同じようにサポート機能が失われてしまうので、
靴の踵は絶対に踏んで履かないように、注意しましょう。
そして、市販のインソールを買って入れたら、
余計に痛みが強くなったという話もよく耳にします。
どうして、そんなことが起こるのでしょうか?
それは、足のアーチが高い人が、インソールで土踏まずを持ち上げたら、
更に踵に体重がかかってしまうからなんです。
足にインソールが合っていないんですね。
インソールも、足の状態を確認してから入れないと逆効果で痛みが強くなることがあるんです。
踵に痛みがある方は、ご自身の判断でインソールを入れるんではなく、
痛みを悪化させないためにも、インソールが自分の足に合っているか、
どんなインソールがいいのかを専門的な知識のある人に相談してから、決めてくださいね!
朝の一歩目で踵や足の裏が痛い方、足底腱膜炎の方は、ぜひAthlete Viilage浜松/Athlete Viilage沖縄/ARCH Village のカウンセリングを受けてみてください!
Athlete Viilage浜松
〒430-0901 静岡県浜松市中区曳馬6-19-8
TEL:053-522-9815
喜納将克
LINEから体のお悩み、ご質問を受け付けております。ぜひご相談ください。
体のお悩み相談所はコチラから⇓ ⇓ ⇓