腰痛の原因とは!?
こんにちは、Athlete Village 浜松の遠藤佑弥です。
私は、静岡県、愛知県、沖縄県を中心に店舗を展開するアーチフィジカルケアグループのAthlete Village 浜松に務めております。
私はアスレティックトレーナーの資格を持っています。
アスレティックトレーナーとは、主に日常生活の質の向上、怪我のリハビリ、パフォーマンスアップなどの運動指導を得意とするスポーツトレーナーの資格の 1 つです。
今回は腰痛についてお話していきたいと思います。
腰痛で困っている方はたくさんいらっしゃると思います。
腰痛の原因として、腰の反りすぎ、腹筋が弱いから、など耳にしたことがあると思います。
画像:【リハビリ】絶対覚えたい!Joint by Joint theory【パフォーマンスアップ】 – 整体×ピラティス|スタジオSteadyGo|東広島 (steadygo-hiroshima.com) より引用
人間の関節にはスタビリティ関節とモビリティ関節があります。
スタビリティ関節とは安定性してほしい関節、モビリティ関節とは可動性がある関節になります。
腰椎(腰)は、スタビリティ関節で、安定してほしい関節になります。
※胸部の背骨のこと。全部で12個ある。
※腰の背骨のこと。全部で5個ある。
腰椎は回旋動作(捻る動き)を苦手とします。
また本来、回旋動作を行う際は腰椎をあまり動かしてほしくなく、胸椎主体に動かしてほしいです。
なので、
簡単に腰痛の原因を説明すると、
腰椎で過剰に回旋動作(捻る動き)をしてしまうのが原因の1つです。
この理由が、腰の使い過ぎ、使い方が悪いということになります。
ではなぜ、過剰に捻る動きをしてしまうのでしょうか。
それは、胸郭(きょうかく)の動きが悪い(可動域がない)と考えられます。
※胸郭とは胸椎(胸の背骨)、肋骨、胸骨3つの骨を合わせたもの。
胸郭は、モビリティ関節で、可動性がある関節になります。
また、回旋動作(捻る動作)を得意とします。
画像:頚椎の機能解剖3|頚椎の可動域改善の考え方|imok Academy (imok-academy.com より引用
この画像は回旋動作の可動域を表しています。
赤線が右に長いほど回旋動作の可動域があります。
T1~T12が胸椎(胸郭)、L1~L5 が腰椎になります。
この画像から、胸椎(胸郭)は回旋動作が得意で、腰椎は回旋動作が苦手ということが分かります。
まとめますと、
本来は、
腰椎:スタビリティ関節(安定性)、回旋動作(捻る動作)苦手
胸郭:モビリティ関節(可動性)、回旋動作(捻る動作)得意
このような状態です。
回旋動作(捻る動き)というのは胸郭主体で行ってほしい動きです。
しかし、胸郭の動きが悪いと、胸郭での回旋動作がしずらくなります。
そうなると、腰椎主体で回旋動作をしてしまいます。
本来安定してないといけない腰椎が、苦手な回旋動作を代償し過剰に動いてしまい腰痛の原因になります。
なので、胸郭の可動域はとても重要になります。
胸郭の可動性を出すために、一つの方法としてこの筋肉にアプローチすることが大切になります。
それは、、、前鋸筋です。
前鋸筋とは胸郭に付着している筋肉なので硬くなると胸郭の動きも悪くなります。
胸郭の動きに対して非常に重要な筋肉になります。
アプローチする前に胸郭の可動域をチェックしましょう。
・可動域チェック
横向きになり、股関節、膝関節を90度に曲げ、腕を身体の前にまっすぐ伸ばしてください。
片方の手(上の手)を半円を描くように動かしてください。
注意点として、胸郭の可動域をチェックしたいので腰は動かないようにして下さい。腰が動いてしまうと純粋な胸郭の可動域がチェックできなくなってしまいます。
可動域のある方は、腕全体が床につきます。
可動域がない方は、指が床につかないです。
この胸郭の可動域チェックをし、可動域がなく、腰痛持ちの方は、もしかしたら胸郭の可動域(前鋸筋が硬い)がないため、腰痛になってるかもしれません。
では、実際にアプローチ方法をご紹介します。
・前鋸筋リリース(1分)
脇の下と床の間にフォームローラーを入れ、上下に動きほぐしてください。
脇の下から脇腹あたりまでほぐすと良いです。
あばら骨の所ほぐすので圧を加えすぎないようしてください。
・前鋸筋ストレッチ(20秒)
ストレッチする側の手を頭の後ろにおいてください。
そして、肘を壁につけ、脇を開くようにストレッチを行ってください。
前鋸筋にアプローチすることによって、アプローチする前より胸郭が動きやすい状態になります。
なので、次ご紹介するメニューは実際に胸郭を動かすメニューになります。
・胸椎回旋運動(左右10回)
先ほど紹介した、胸郭の可動域チェックとのやり方と一緒です。
横向きになり、股関節、膝関節を90度に曲げ、腕を身体の前にまっすぐ伸ばしてください。
片方の手(上の手)を半円を描くように動かしてください。
ポイントとして、腕を目線で追うように動かすと良いです。
注意点として、腰も一緒に動かしてしまうと胸椎の動きが出づらくなるので、腰は固定することを意識してください。
今回は、腰痛についてお話しさせてもらいました。
このほかにも、腰痛の原因はありますし、アプローチ方法もたくさんあります。
腰痛でお困りな方以外にも、身体のどこかに痛みを抱えてる方、姿勢を改善したい方、または運動のパフォーマンスアップしたい方、などいろいろな方をサポートします。
達成したい目標やお身体に痛みなどある方はいつでもご相談お待ちしております。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
遠藤佑弥