細かい動きが苦手な方へ!!リズムを取得し世界で戦える選手になろう!
こんにちは、Athlete village浜松の池谷です。
私は、静岡県や愛知県を中心に店舗展開しているアーチフィジカルケアグループにてアスリート鍼灸整骨院袋井院とAthlete Village浜松に勤めております。
今回のコラムでは、リズムという視点からパフォーマンスUPを狙っていきます!
皆さん、リズムトレーニングというのはご存知でしょうか?
今やプロ野球やプロサッカーリーグなどでも取り入れているトレーニング方法です。
リズムトレーニングの目的としては「リズムの感度を上げる」と「筋肉の強弱をつける」などがあります。
1つ目の「リズムの感度を上げる」ことについて説明していきます。
リズムトレーニングの指導ではリズムを読み取る力とそれを身体で表現する力が必要とされています。これらをまとめて「感度」といいます。
4拍子・8拍子・16拍子がある中で、1番感度が高いのは16拍子と言えます。いわゆる、裏拍が取れることにより、より細かい感度が自分に備わるということです。
日本人は4拍子の文化が根強い国です。
理由としては、行進・ラジオ体操・盆踊りなど生活の中で小さい頃から4拍子が中心になっているからです。
しかし、諸外国はヒップホップやサンバといった裏拍が取れるリズムがあり4拍子より細かい8拍子・16拍子といったリズムの中で生活している為この細かいリズムが自然に身体に染み付いています。
これが、スポーツパフォーマンスにも大きく影響すると言われています。
例えば、バスケットやサッカーで日本人選手がドリブルで海外選手を抜けない、あるいは止めれない。野球では海外選手の速球や変則投手の球が打てないなどに繋がります。
すなわち、人間の行動は実はリズムに支配されながら生きています。動きがリズムを生み出すのではなく頭の中にあるリズムが動きを生み出しているのです!
続いて、2つ目の「筋肉の強弱をつける」ということの説明をしていきます。
人の動きの源は筋収縮である。筋肉が縮むことで骨が引き寄せられて、関節運動が起きます。そのため、筋収縮は骨を引き寄せる力やスピードが関節運動の力やスピードに関係してきます。
しかし、それだけではなく筋肉と骨との間にある“腱”の弾性力も大きく影響します。腱は太いゴムのような性質を持ち、引っ張られてると縮もうとします。
この筋肉と腱は「筋・腱複合体」と呼ばれ、これらが急激に引き伸ばされることで多くのエネルギーを蓄え、単純筋収縮より、強く早く筋を引き寄せることができます。この一連の動きをSSC(ストレッチショートニングサイクル)と呼びます。
SSCは、あらゆる関節で起こりうる運動様式です。例えば、ジャンプするという動作について考えて頂きたいです。股関節膝関節屈曲をした状態からジャンプする方法と立位の状態から急激にしゃがんでジャンプする方法を考えてるみると後者の方がより高く飛ぶことができます。
また、バッターのスイング動作でも股関節を上半身より先行して動くことでスイング速度が加速します。これらは、いずれも急激に筋や腱を伸長させたことにより弾性力が発生した為です。
そのためリズムトレーニングでは、リズムに乗ってジャンプすることにより、SSCを上手く引き出すことができます。
また、リズムトレーニングにより筋肉を上手く収縮できるようになることで怪我の予防にも繋がってきます。とある中学校では、リズムトレーニングを取り入れたことにより、転倒による怪我が3割減少したことや保健室の学生利用者が減少したという結果も出ています。
次は運動指導の面から考えていきます。
運動指導において、多くが形(フォーム)指導が中心になっています。
しかし、実際は全ての形(フォーム)が一連のリズムを持つことによって初めてプレーに生まれ変わります。
跳び箱を例にして話すと、手のつき方や、ロイター版の蹴り方を学習してもそれだけでは飛べない人もいます。それが、助走から着地までのリズムを指導することで飛べてしまう人が実際にいます。
その要素を理解しておくことで、指導を行う際に両局面からアプローチも可能となります。
心理的効果も期待できるとされており、リズムトレーニングの実施の際は8拍子や16拍子のリズムの音楽を流します。(主に洋楽)
音楽が人々の感情に直接働きかけることは、化学的にも明らかになっており、明るくアップテンポな曲を聴くと気持ちが高まります。
また、ジャンプという動作は幼児かわ楽しいことがあると飛び跳ねて喜ぶように“嬉しい”という感情と“ジャンプ”という行動はセットで脳に記憶されます。
体幹トレーニングについて知りたい方はこちら!!↓↓
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世界では、その国、地域、民族特有のダンスが存在するが、そのほとんどがドラム(太鼓)のリズムに合わせて飛び跳ねるという動作が含まれています。近年では、音楽フェスなどでリズムに合わせて身体を上下に動かしたり、踊ったりすることで子供だけでなく大人も非日常状態(トランス状態)を楽しんでいると言われています。
それらのことから、実際にリズムジャンプを児童730名を対象にアンケート調査したところ、94%の児童が“楽しい”と答えています。
なおかつ、リズムトレーニングは中程度の有酸素運動とされ、音楽を聴きリズムに合わせながら複数の動作を覚えるので脳の活動力がとても多く、幼稚園ではリズムトレーニングにより“子供たちが落ち着いた”“児童の攻撃性が消えた”などの脳に対する肯定的な意見もあります。
また、研究によって、リズムトレーニングは注意機能の向上が認められています。
以上のことから、音楽のリズムとジャンプによって楽しいという感情を呼び起こし、人間の本質的欲求を叶える運動であることからリズムトレーニングは誰でも楽しく取り組める運動であると言えます。
最後に、ここまで読んでいただきありがとうございます。
当店舗では、あらゆる視点からクライアント様に合わせたトレーニングを採用しパフォーマンスアップや怪我の予防に繋げています。今回、紹介させていただきましたリズムトレーニングも行っております。どんなお悩みでも、大丈夫ですので是非ご相談ください。
いつでもお待ちしております。
池谷