【コラム】名古屋名東区にお住いの脚を組むのが癖!という方に多い長年の腰痛。《女性編》
こんにちは。アーチヴィレッジの松島 研也です。私は、柔道整復師の資格を取得後、痛みの根本を取り除くことに特化したトレーニング施設である、静岡県浜松市のアスリートヴィレッジにて、痛みやケガで困っている多くの方の施術・トレーニングを診させていただいてきました。現在は同グループの痛み専門のパーソナルトレーニング施設であるアーチヴィレッジ名古屋名東店にて、トレーナーをさせて頂いております。
この記事を見ていただいているあなたは今、脚を組んでいませんか?
今回は下の写真のように、女性に多い脚の組み方で起こる腰への影響を説明させていただきます。
とくに図で印がついている場所に【片側の腰が痛いという方、よく耳にする仙腸関節痛、ももの外側の痺れや痛み】があるという方はぜひ一度ご覧ください。
僕自身も無意識に組みたくなる時があります。この脚を組むのは良くないと認識されている方も多いのではないでしょうか。脚を組むのはただの癖ではありません。筋力が低下し股関節が硬くなっている証拠です!脚を組む理由は“楽”だからですがこの脚を組む姿勢が腰痛の原因とも言えます。
今回はなぜ腰の痛みの原因になるのかをお話させていただきます。
脚を組む姿勢は脚と脚を絡ませ片脚をひっかけます。脚の組み方は人によって違いますが《女性に多い上の写真のような形》や《体が硬くなってきた中年男性に多くみられる下の写真のような形》をよく目にします。
脚を組む利点は筋力を使わずに筋肉・筋膜・脂肪組織や皮膚のテンションを使って姿勢を維持できることです。エネルギーを使わないため楽に感じます。最近では外遊びが少なくなり筋力をつける機会も少ない小学生が脚を組んでる姿を当たり前に目にするようになりました。
では、冒頭にありました女性に多い組み方で起こる腰への影響をお話していきます。女性に多い組み方ではとくに片脚(写真の右脚)が内側がに入りやすくももの外側の筋肉、筋膜などの張りが偏りやすくなります。
そんな方が片足で立つと写真のように右脚側の骨盤(お尻)が外に逃げやすくなります。
この場合、右の腰→お尻→ももの外側全体が張ってきてしまいます。この張りが痛みの原因となるのです。図の□内の場所【片側の腰が痛いという方、よく耳にする仙腸関節痛、ももの外側の痺れや痛み】が痛いという方はとくに注意が必要です。
中には注意して脚を左右組み変えたりするという方もいらっしゃいます。意識することは良いことですが、組み変えても下の写真のようにももの位置は変わらないことが多いです。
痛みがある方は脚を組むより少し脚(股)を広げて座ることをおすすめします。写真を参考にしてください。
では脚を組まない体、長年の腰を少しでも楽に解放してあげるためにご自宅でできるケア方法をお伝えさせていただきます。
次の順番で行っていきます。
①ももの内側(内転筋)の筋膜リリース
②内転筋のストレッチ
③内転筋を鍛える四股スクワット
以上の3つを行います。普段脚を組むような姿勢が癖になっているとももの内側(内転筋)はずっと閉じているため縮まって弱ってしまいます。ずっと眠っている状態です。なのでももの内側をほぐして、力を入れられるようにしてあげると脚を組みにくく、結果的に腰→お尻→ももの外側の張りが減り結果的に痛みも軽減していきます。
では実際にやっていきましょう。
動画で解説してますのでぜひご覧ください。
①ももの内側(内転筋)の筋膜リリース10~15センチくらいの高さのあるストレッチポールやグリッドフォームローラー、マッサージボールというものを使用するとやりやすいです。 回数:1分ずつ
②内転筋ストレッチベッドや食卓の椅子を二つ並べて行ってください。付け根の部分が伸びているかがポイントです。もし、お尻の外側やももの外がつっかえるような感覚がある場合はお尻の外側とももの外側部分も筋膜リリースもやるようにしましょう。 回数:20秒3回ずつ
③四股スクワット最後に内転筋に力を入れていきます。 回数:10回2セット ※②と③は下の動画内で一緒に載せております。
〇お尻の外側 中殿筋
👉動画はコチラ
〇ももの外側
👉動画はコチラ
このような順番でケアをしていただくことをおすすめいたします。
最後に脚を組む方は合わせて体幹(腹筋)も弱っていることが多いです。腰痛を防ぐために体幹に力を入れられることはとても大切です。いわゆる腹筋トレーニング、体幹トレーニングではなくこちらのトレーニングがおすすめです。回数:10回2セット
腰の痛みで悩んでらっしゃる方は一度ご自宅でできることから始めてみてはいかがですか?
痛みのお悩み相談も受け付けておりますのでお気軽にご相談ください。
ARCH Village
名古屋市名東区宝が丘285 1F
052-773-2990
松島 研也
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