【コラム】浜松にお住いの立ち仕事でふくらはぎが張りやすい・疲れやすい方へ
こんにちは。Athlete Village浜松の増田鮎美です。
私は柔道整復師の資格を持っており、静岡県や愛知県を中心に店舗展開をしているアーチフィジカルケアグループのAthlete Viilage浜松、アーチ鍼灸整骨院で勤務しています。
今回は、お仕事や家事などで立っていることが多く、すぐにふくらはぎが張ってしまう・疲れてしまうという方になぜそうなるのかと、対処法をお伝えしていきたいと思います。
よく言われるのは水分不足とか血流が悪いだとか・・もちろんそれも一つの原因かもしれませんし、それ以外にも下肢の静脈瘤や内分泌系の疾患などでも症状が出ることがあるので、気を付けなくてはなりません。
ただ、私たちがお話しできるのは、姿勢が悪いことでそう言った症状が起こりやすくなっているということです。
もしかしたらその姿勢を変えるだけで症状が楽になるかもしれません。
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では、ふくらはぎが張りやすい・疲れやすいという人の姿勢はどうなっているのでしょうか。
部分的なことで言うと膝関節に痛みがある、もしくは痛みはなくても膝がしっかりと伸び切らない方。
全体で見ると、ここのコラムでは何度も登場しているスウェイバック姿勢の方。
そういった方たちは、まさにふくらはぎが張りやすい方たちなのです。
上の写真で言うとどちらも左側がスウェイバック姿勢であり、膝が曲がっています。
この姿勢になると足関節の角度は背屈と言って鋭角になります。
普段立っている時から通常よりも背屈が入り続けていると実はヒラメ筋という筋肉は常に遠心性収縮が起きていることになります。
遠心性収縮(エキセントリック収縮)とは筋の長さが長くなりながら収縮している状態の事を言います。
逆に、求心性収縮(コンセントリック収縮)とは、筋の長さが短くなりながら収縮している状態の事です。
筋トレをしている方なら知っているかもしれませんが、遠心性収縮の方が求心性よりも筋肉の負荷が大きいです。
そうなると常に膝が曲がった状態になるとふくらはぎの負担は大きくかかっていることになります。
なんと、スウェイバック姿勢になってしまうと、首や腰、膝だけでなく、ふくらはぎにも悪い影響を与えてしまうということです。
ということは、やはりこの姿勢を何とかしなければいけません。
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この姿勢になると大殿筋を使うのが苦手になり、骨盤を前傾にキープできず、骨盤が正しい位置よりも前に行ってしまいます。
そうなるとスクワットをやって大殿筋を鍛えて骨盤前傾を作りましょう。という話になってくるのですが、この姿勢の方はいきなりスクワットをやっても大殿筋に効いてこないという方、多いように感じます。
そこでそんな方にはまず『ヒップ・リフト』というトレーニングをやってもらいたいと思います。
①椅子に座り手を頭の前で組み背中は真っすぐのまま股関節を前に倒していきます
②股関節がこれ以上曲がらないところまで行ったらお尻を上げます
モモの裏からお尻のかけて突っ張るような感覚があればOKです。
②の状態で5秒キープを10セット行って下さい。
(腰や股関節に痛みがある方は無理をしないでください)
これをすることで股関節の使い方を体が覚えて骨盤が前傾にキープしやすくなります。
そしてこれをやった後にスクワットを行うことで、より大殿筋の下部が使いやすくなり骨盤が前に行くのを止めてくれて正しい姿勢に近づくことができます。
スクワットが苦手な方もまずヒップ・リフトからやってみるとやりやすくなると思います。
ぜひ、ふくらはぎが張りやすい・疲れやすい方は試してみてください!!
もしかしたら症状が楽になるかもしれません。
Athlete Village浜松
浜松市中区曳馬6-19-8
053(522)9815
増田 鮎美