【コラム】浜松にお住いの中学生に贈る 水泳の肩の痛みとパフォーマンス低下には、肩甲骨の姿勢に問題があった?!
皆さんは日頃から、
肩甲骨の動きや姿勢(ポジション)を意識したことがありますか?
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肩甲骨の動きは、
日常生活だけでなく、
スポーツのパフォーマンスにも大きな影響を及ぼします。
肩や首に痛みが出ている方の姿勢を分析すると、
多くみられるのが、
肩甲骨が耳よりも前方に出ていて背中が少し丸くなった姿勢です。
(写真の右側です)
この肩甲骨の姿勢は、
肩の可動域に大きな影響を及ぼします。
肩関節は、肩甲上腕リズムといって、
鎖骨、肩甲骨、上腕骨の3つの骨が複合的に動いて
180度肩を上げることができます。
肩甲上腕リズムは
・肩甲骨+鎖骨の動き 60°
・上腕骨の動き 120°
と言われています。
肩甲上腕リズム
また、肩関節は3次元に動くことが可能なので、
肩甲骨が自由に動かせるということは、
パフォーマンスをアップする上で非常に重要です。
両肩に痛みがでていた水泳選手のAさんの例をご紹介します。
Aさんは肩甲骨のポジションが悪く、
耳よりも前方に肩が出ている姿勢をしていました。
それで、肩を内側に入れる動作や
後ろに手を動かした際に痛みが出ていました。
その為、クロール動作で水をかく動作に痛みがあり、
長距離泳ぐことができず困っていました。
Aさんのクロール動作の痛みの原因は
肩を内側に入れた際に、
もっと前方に肩が出てしまっていたのが原因でした。
つまり、肩甲骨のポジションが悪かったのと、
肩の後ろ側の筋肉が硬くなっていて、
内側に入れた際に
筋肉に引っ張られて、肩甲骨が更に前方へ移動していたんです。
この動きによって病院では
インピンジメント症候群と診断されていました。
Aさんに対してのアプローチとしては、
まず肩甲骨のポジションを正しい位置に変えていくことが重要です。
アプローチする筋肉は
前鋸筋と小胸筋という2つの筋肉が重要です。
この2つの筋肉が硬くなると、
肩甲骨が前方に引っ張られ姿勢が悪くなって、
肩関節の可動域も低下していきます。
Aさんも肩甲骨の姿勢を改善して、
肩の後ろ側の筋肉をほぐすことで痛みが改善していきました。
今、プールで泳いでいるけど肩が痛くて困っている方は、
ご参考にしてみてください!
そして、一人で悩まずに専門家のアドバイスと一緒に
症状を改善していきましょう!
Athlete Village浜松 喜納将克
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