【コラム】椅子から立ちあがった後の一歩目に右の股関節が痛いあなたへ。
こんにちは、ARCH Villageの松島 研也です。私は、柔道整復師の資格を取得後、痛みの根本を取り除くことに特化したトレーニング施設である静岡県浜松市のAthlete Villageにて痛みやケガで困っている多くの方の施術・トレーニングを診させていただいてきました。
現在は同グループの痛み専門のパーソナルトレーニング施設であるARCH Village名古屋名東店にてトレーナーをさせて頂いております。
当施設では40代後半で変形性股関節症の進行期(明らかに関節の隙間が減っている)の状態となり、病院に受診するも年齢的に手術は早いのではということで、まずはストレッチや運動をすることをすすめられてご相談に来られる方もいらっしゃいます。
今回は股関節の痛みで困っている方へお届けしたい話です。
Contents
股関節の痛みについて
歩きはもちろんのこと、とくに長時間椅子に座った後の一歩目が激痛を感じるという方が多いです。デスクワークをされている女性の方は特に注意が必要です。
一日8時間以上を週5日。もしそのお仕事を20代から始められたお仕事であれば20年以上その生活を続けられていることとなります。運動を習慣とされていなければもちろん筋力は落ちていく一方です。
股関節の痛い方は筋力不足をご自身で感じていらっしゃるかと思います。
股関節が痛む原因
そして、とくにデスクワークで固まりやすいのはももの内側(内転筋)と上半身です!
下の写真をご覧ください。
まず、デスクワークの時にどのような姿勢をしているでしょうか?
特徴として
①股を閉じている
②上半身は過度に反っているまたは過度に丸くなっている
です。
※上の写真のような状態です。
①脚を閉じている
女性の場合、脚を閉じる習慣があります。これは風習としてあるかと思います。
さらに女性は骨盤が男性よりも広いため股関節からももが過度に内側に入りやすくなります。このため内側の筋肉は縮まります。この状態が続くと脚を外に開くことがしにくくなります。内側が縮まっているのに対しももの外側は張ってきます。
股関節の外側、ももの外側が痛くなるという方はこれが原因です。
②上半身が過度に反っているまたは過度に丸くなっている
上半身の反りと丸まりこれは個人個人特徴がありますが傾向として背中を反りすぎている方に股関節の痛みがでやすいです。
反りすぎるとどうなるか!?
上半身には肋骨があります。この肋骨が固まって動かなくなります!これがとても大きな影響となります。もともと肋骨は呼吸や歩きの際に使われるため自由に動けなければいけません。
その固まった肋骨は股関節に悪さをします!!!とくに右の股関節の外側が痛いという方は、この固まった肋骨が左に偏り、ずっとその状態で座ったり、歩いたりすることとなります。
大げさにすると下の写真の状態です。
すると立った時に、①の股を閉じている角度が左よりも強くなります。
次にこの状態の方が歩くと骨盤の横揺れが強くなります。
このように、過度な骨盤の外揺れが結果的に股関節の外側やももの外側に強いストレスをかけ、そのために痛みや変形を強めているのです。
ももの内側の硬さと上半身の硬さを改善するメニュー
今回はここまで話した、股関節の痛みを改善するための、ももの内側の硬さと上半身の硬さを改善するためのメニューをのさせていただきます。
1、内転筋リリース
ももの内側(内転筋)のマッサージ写真のような形でももの内側にボールやストレッチポールを用いてマッサージを行います。
動画もご覧ください。
左右30秒2回ずつ行います。
2、ももの内側(内転筋)ストレッチ
できる方はイスに座って片脚ずつ開脚を行います。
この時のポイントは付け根が一番伸びているかどうかです。できない方は立って行います。動画をご覧ください。
左右10秒3回ずつ行います。
3、肋骨のマッサージ
ももの内側と同様ボールやストレッチポールを使います。
30秒2回ずつ行います。
4、肋骨ストレッチ
写真のように横向きに寝て肘をつき肋骨の外側を伸ばします。
深呼吸3回左右3回ずつ行います。
まとめ
①~④をやることで問題となるももの内側の硬さ、上半身の硬さが減り、歩くときの骨盤の強い横揺れが減ってきます。結果的に股関節へのストレスも減るため、椅子からの立ち上がりの際の痛みの緩和につながります。
このように、ももの内側や上半身が問題となり、股関節痛につながるケースもあります。
椅子から立ち上がる際に股関節に痛みが出る方は、ぜひ一度試してみてください。
また、それ以外にも股関節痛でお悩みの方のご相談を、お電話またはLINEにて承っております。
お気軽にご相談ください。
ARCH Village
名古屋市名東区宝が丘285 1F
052-773-2990
松島 研也
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