【コラム】野球・ソフトボール守備の一歩目を速くするには!!
こんにちは。Athlete Village浜松の増田鮎美です。
私は柔道整復師の資格を持っており、静岡や愛知を中心に店舗展開をしているアーチフィジカルケアグループのAthlete Village浜松に勤務しています。
今回は、野球やソフトボールの守備の際の一歩目についてお話していこうと思います。
野球やソフトボールの守備について
試合の中で監督やコーチに「一歩目が遅い!!」「もっと反応をはやく!!」と言うような言葉をかけられたことは、経験がある方なら一度はあるのではないでしょうか?私もソフトボールをやっていたのですがよく言われていた記憶があります。
実際に一歩目が一秒でも遅れてしまうと、打球に対して追いつかなかったり捕球する態勢が悪くなり次の投げる動作が取りにくくなったりということが起きてしまいます。
やはり一歩目をどれだけ早く出せるかは大事なポイントになってきます。
もちろん、その前にピッチャーが投げるコースや相手バッターの特徴などを考えてポジショニングを取るということは事前に準備をしておかなければなりません。
ただ、その準備をしていて、いいポジションにいても一歩目が遅くなってしまってはもったいないですね。
パワーポジションについて
では、まず構えについて話していきます。
構えについては、『パワーポジション』という姿勢が大事になってきます。パワーポジションとは、静止した状態から前後左右あらゆる方向に素早く動ける姿勢のことを言います。
皆さんご存知の通り基本になるのがスクワットです。スクワットの姿勢についてはここのコラムにも何度も出てきていますのでそちらを参考にしてください。
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ただ、スポーツの競技特性によってスクワットをその時々に合った姿勢にしておく必要があります。
野球の場合も内野手・外野手ポジションによって少し違いがありますね。
内野手の場合は、低い姿勢でそのままいち早くボールを投げなければいけないですし、外野手の場合は高い位置で構えていた方がより遠くに飛んだ打球をダッシュしてとりに行けるということです。
さあこれで、一歩目を出しやすい姿勢はできました。
「動から動」の考え方
そして今回はもう一つ。もっと速く打球に対して動くには・・・。
簡単に言うと、「静から動」ではなく、「動から動」にすること。
車でもそうですが一気に100キロのスピードを出すのは無理です。徐々にスピードを上げてギアをチェンジしていきます。人間も同じで動いていた方が素早く打球に対して動けます。
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プロ野球選手の守備の動画を見てみてください。実は、ほとんどの選手が(特に内野手)ピッチャーが投げてバットにボールが当たる前に小さくですがジャンプをしています。
そうすることで体を動かした状態から一歩目を出せるのでより速く一歩を出しやすくなります。先ほど言った「動から動」ですね。もう一つは、着地の反動を使ってより強く地面を蹴ることができ、地面からより強い力(床反力)を得ることができるのです。
初めはタイミングをつかむのが難しいと思いますが、ボールがバットに当たる瞬間にジャンプの着地ができていれば、きっといつもよりも一歩目が出しやすくなると思います。
まとめ
今回お話ししたものは野球やソフトボールだけでなく、いろんな競技でも使えるのではないでしょうか。
私たちは、動作分析を得意としています。苦手なプレーや動きにくい動作などありましたら、ぜひご相談ください。
Athlete Village浜松
静岡県浜松市中区曳馬6丁目19-8
(053)522-9815
増田鮎美