名古屋市名東区 足底腱膜炎と診断された。ストレッチ、トレーニングをしても改善されないあなたへ。原因を徹底解説

こんにちは、ARCH Village の遠藤佑弥です。

 

私は、静岡県、愛知県、沖縄県を中心に店舗を展開するアーチフィジカルケアグループのARCH Village に務めており、アスレティックトレーナーの資格を持っています。

 

アスレティックトレーナーとは、主に日常生活の質向上、怪我のリハビリ、パフォーマンスアップなど、運動指導を得意とするスポーツトレーナーの資格の 1 つです。

 

また、高校生の男子サッカー部に帯同しております。

 

 

今回は「足底腱膜炎」についてお話します。

 

足底腱膜炎はスポーツをやられている方や一般の方にも多く見られます。

 

痛みの場所は色々あり、

踵付近が多く、足底の中央や土踏まずあたりにも痛みが出ます。

 

ランニングを多くする、長時間立っている、靴の影響、足部の動きが悪い

方が症状を訴えることが多いです。

 

また、

歩行中、足が地面に着いたとき(イニシャルコンタクト)、足全体に体重が乗ったとき(ミッドスタンス)、地面を蹴るとき(ターミナルスタンス)様々な場面で痛みが出ます。

 

なので今回は、

足全体に体重が乗ったとき(ミッドスタンス)から地面を蹴るとき(ターミナルスタンス)で痛みが出る方へ原因を説明していきます。

 

まず、

足底腱膜とは踵の内側(踵骨結節内側突起)から第1~第5中足骨まで付着していて、足部のアーチを形成し足への衝撃を和らげるクッションの働きをする組織です。

 

・足底腱膜(水色の部分)

 

次に痛みの原因についてお話していきます。

 

足関節の背屈という可動域がポイントになります。

背屈という動きは、つま先とすねが近づく動きになります。

画像:プロメテウス解剖学アトラス解剖学総論/運動器系 第2版

 

歩行は、まず踵が床につき(イニシャルコンタクト)、次に足裏全体が床につき(ミッドスタンス)、最後はつま先で地面を蹴って(ターミナルスタンス)歩行します。

画像:プロメテウス解剖学アトラス解剖学総論/運動器系 第2版

 

歩行中は足関節の背屈の動きが非常に重要になります。

 

踵が床に着くときも背屈の動きが必要ですし、足裏全体が床に着いてからつま先で地面を蹴るときも必要です。

 

足関節の背屈の動きが制限されている人は、つま先を外に向けて背屈の動きを出そうとします。(代償動作)

 

・正しい動き

 

・代償動作

 

つま先を外に向けることによって、足底の内側は潰れてしまい、内側に体重が過剰に乗りやすくなってしまいます。

 

そうすると、

内側のアーチは潰され足底腱膜は常に伸びている状態(伸張ストレス)になります。

常に伸びた状態だと筋肉は痛めやすくなってしまいます。

例えば、輪ゴムもずっと伸ばしているとすぐダメになりますよね?それと一緒です。

 

まとめますと

足関節背屈の動きがないとつま先を外に向けてアーチを潰すようにしてしまいます。

歩行中、足に体重が乗り地面を蹴るときにアーチを潰して足底腱膜に伸張ストレスを与えていることになります。

これは痛くなりそうですよね。

 

足関節背屈の可動域を出すためには、

足関節にあるケーラー脂肪体という組織にアプローチすることが大切になります。

 

ケーラー脂肪体とは、内果と外果の後ろにあり、足首の動きをよくしてくれる組織です。

 

・青い部分がケーラー脂肪体

画像:プロメテウス解剖学アトラス解剖学総論/運動器系 第2版

 

 

ケーラー脂肪体が硬くなってしまうと、つま先が下を向きやすくなり背屈の動きがしづらくなります。
 
 
なので、ケーラー脂肪体を硬さを無くすのが重要になります。
ケーラー脂肪体の部分を自分の手で1分程度ほぐしてみてください。
 
 

全員が全員背屈が出ないからと言って扁平足傾向の足になるとは言い切れませんがそのような方が多いと考えています。

 

痛みがあるということは、その部位にストレスがかかりやすくなっているということです。

痛みのある部分や痛みの周りだけにアプローチしても改善しない場合もあります。

それは根本となる原因が改善されていないからです。

原因を探し根本から治していき、痛みを無くしましょう!

 

痛みを無くしより良い生活を送りましょう!

 

ARCH Village

名古屋市名東区宝ケ丘285 藤が丘スカイマンション1階

℡ 052-773-2990

アスレティックトレーナー 遠藤佑弥

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